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第55回 JUAMとの出逢いに感謝

門馬 利光(東北福祉大学) 「2011.3.11」 忘れもしない東日本大震災。 生きることの難しさ、そして大切さを改めて学んだ大きな出来事。 自然災害の恐ろしさを実感しているなか、勤務する大学では復興に向けたボランティア活動が盛んで「がんばろう東北!」を合言葉に、学生と教職員が一丸となって支え合っていた時期。 今の自分に何が出来るのか。 大学のために、そして学生のために。 いろんな感情抱きながらも、先ずは、大学職員として必要な「学び」を経験し、その「学び」を自大学や学生のために貢献できるようしていきたいと考えました。 このように自己研鑽の場を求めているなか、大学職員が中心となって運営している大学行政管理学会に出逢いました。 「大学行政・管理」の多様な領域を理論的かつ実践的に研究することを通し、全国の大学横断的な「職員」相互の啓発と研鑽を深めるための専門組織」という学会の趣旨に大きく共感するものがありました。 その後は、東北地区の研究会、勉強会に積極的に参加し、自信の目的であった、大学職員として必要な知識を学ぶことができ、また、多くの大学職員の方々とのネットワークを肌で感じることができました。 2014年9月。 当時の東北地区の理事の方々のご指導とご支援があり、正式に入会することができました。 この学会に入会できたこと、学べていること、そして仲間に出逢えたこと、心から感謝しています。 これからは、自己研鑽を進めていくことと共に、私が諸先輩方にご指導いただいたように、後輩の方々への成長にも貢献できればと考えています。 現在は、東北地区理事、そしてタスクフォースの一員として、JUAMの活性化等に注力しておりますが、私を育ててくれたこのJUAMを、同じ思いを持った大学職員の研鑽の場として活用され、これからの高等教育に必要な「学び」を、このJUAMから発信できるように私も皆様と共に成長していきたいと考えております。 最後になりますが、このJUAMの研修会で出逢った言葉で締めさせていただきます。 「土の匂いがする、風の人」 土とは、その土地(地元)のこと。 風の人とは、他の土地から訪れる人。 私たちの住む仙台(土)に惹かれ、訪れる高校生や学生(風の人)を大切にしていきたい。 そして、愛される街、愛される大学づくりをしていきたい。 「3.11」を経験した我々だからこそ、元気を出し...

第54回 対話における『傾聴と承認』の重要性と難しさ

坂口 憲二(金城大学)  職場やプライベートなど日々の生活の中で、改めて『傾聴と承認』という言葉を意識したのは、前年度(2022年度)に本学学長に就任した米島學先生の入学式や卒業式での告辞を拝聴したことがきっかけでした。  それ以前も、他者とのコミュニケーション(対話)の際には、相手の意見によく耳を傾け(よくうなずき)、相手の意見を尊重して敬い共感・賛同しながら対話を重ねていくことを意識はしているものの、あらゆる場面でそれを実践できていない自分がいると感じていました。重要だと理解はしているものの建設的な対話ができなかったり、ただただ答えを急いでしまったり、冒頭から相手を否定しながら話を進めてしまったり…。相手や状況などの場面も変われば内容が軽いものから重いものまで、さまざまなシチュエーションの中で常に『傾聴と承認』を意識した対話を実践することはなかなか難しいものです。  改めて『傾聴(Listening)』と『承認(Approval)』を調べてみると、ビジネスコミュニケーションにおいて非常に重要な要素であり、特にチームビルディングや人間関係の構築において、これらの技術を習得することで相手の意見や感情を理解して適切に対応することができ、組織全体の生産性が高まることが期待されます。『傾聴』とは相手の話を注意深く聞き、その意図や感情を汲み取ることであり、『承認』とは相手の価値を認め、その存在や発言を尊重することを指します。これらの要素は相互に関連しており、傾聴ができることで相手に対する理解が深まり、承認も容易になります。この両者がうまく機能することでコミュニケーションが円滑に進み、相手との信頼関係が築かれることに繋がるということが分かります。  大学事務職員となり20年以上の時が経過した現在、学生との何気ない世間話から学業・生活面などに関する悩みを聴き出して適切な支援策を提案していくこと、教員が授業や研究に専念できる環境を整えるためにその声に耳を傾けてサポートしていくこと、同じ事務職員が抱える問題や要望などを注意深く聴き信頼関係を築いていくこと、それらを今一度意識して、相手の満足度や対話意欲を高めて良好なコミュニケーション、引いては全学的な人間教育をこれからも実践していきたいと考えています。  そこで改めて、『傾聴と承認』の5つのポイントを以下の通り共有したいと思います。...