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第15回 コミュニケーションは奥が深い!

表 健生(金城大学) 金城大学は、石川県白山市にある保健・医療・福祉の大学です。 私は、民間企業の営業職から転職して学校法人金城学園の事務職員となり、早や15年が経過しました。あっという間の15年間でしたが、その間、教務、学生生活支援、新課程設置準備、国際交流、法人本部などの業務を担当し、2021年4月からは、入試広報部へ異動となりました。私が社会人となって以来、現在も日々感じていること、それは「人とのコミュニケーションは奥が深い!」ことです。 コミュニケーションの際、私が注意している点は以下の2点です。言葉で表現すると簡単ですが、実践するのはかなり難しいと感じています。 ①相手を理解し、受け入れること ②相手に伝わるように伝えること 事務職員は、学生、保護者、教職員、その他外部の方、など様々な方々とのコミュニケーションの場面があります。私自身も、授業の履修相談で事務局窓口に来る学生、問題提起をする保護者、各種業務で関連する教職員、協定締結に係る国外の国際交流担当者、をはじめ、日々新しい出会いとコミュニケーションの連続です。その場面で、相手の立場になり相手を理解して受け入れ、相手に伝わるようなコミュニケーションを心掛けています。 人にはそれぞれ固有のタイプがあり、それは不変のものです。相手の考え方などを変えるのではなく、相手に合わせて自分を変えること、それが円滑なコミュニケーションへの近道、と考えています。また、「伝えた」という自己満足ではなく「相手に理解してもらえて伝わった」となるよう伝え方に注意しています。 今年4月から学生募集業務を担当し、高校生と対面で会話をする機会が増えました。初対面の高校生に、ごく短時間で本学の魅力を伝えるのですが、打ち解けた頃には終了時刻、となることがしばしば、の現状です。「相手に伝わるように伝える」ことの難しさを、改めて実感しています。 事務職員間においても、コミュニケーションは最重要事項です。部署内等で依頼した資料作成について、「依頼したものと違う資料が完成した」という経験、皆さんにもございませんか?私にも多々、この経験があり、反省するところです。これは、コミュニケーション不足や「伝え方」に課題があり、「受け手」の課題ではないものです。メールや文書でのコミュニケーションでも、「短文かつ要点を明確に」を心掛けていますが、未だに反省と努...

第14回 コロナ禍での学内会議から見えてくるもの

福島謙吉(埼玉大学) 新型コロナウイルス感染症感染拡大により、令和2年4月に最初の緊急事態宣言が全国に発出されました。その後も、適用地域は異なるものの緊急事態宣言あるいは、まん延防止等特別措置が複数回適用されてきました。本学でもその都度、構内入構制限、授業実施形態、課外活動の制限、教職員の在宅勤務等について、適用の可否検討を行い、決定をしてきました。 このような状況下で、学内で行われる会議の開催形態にも大きな変化がありました。多くの大学でも行われていると思いますが、本学でも多くの学内会議がリモート開催形式になりました。これまで、対面形式の開催が当然であると考えられてきた学内会議がリモート形式になったことに、会議をセッティングし、事務局となる会議担当者も当初は違和感を持っていましたが、開催回数を重ねるごとにスムーズな議事が行えるようになりましたし、会議出席者の中にはリモート形式での開催を歓迎する者も多く出てきました。そのため、緊急事態宣言が解除された状態になっても、本学では令和2年度、大部分の学内会議をリモート形式で開催することとしました。 ただし、リモート形式の開催に変更しがたい会議もありました。主に学外委員が出席する会議です。学外委員は、大学の諸活動に接する機会が会議出席時に限られることが多いため、我々としては、対面での会議開催を目指し、コロナ禍での大学運営に接してもらえるように努めてきました。しかし、緊急事態宣言が出されている中では、大学としては万全の対策は施すとしても学外委員にリスクを負わせるわけにはいかないという判断のもと、結果としては、学外委員が出席する会議もリモート形式で開催することを決定しました。緊急避難的な判断ではありましたが、学外委員が出席する会議の開催形態は、今後も試行錯誤が続きそうです。 そして、基本的に構成員が学内者のみの学内会議は、コロナ禍終息後もリモート開催が通例化することが考えられます。それまで、リモート授業の導入がほとんど進んでいなかったにもかかわらず、コロナ禍を機に一気に普及したように、対面での開催が当たり前だった会議が、新型コロナウイスルのまん延という奇禍を契機として、リモート形式での開催が常態化していくことになるかもしれません。 その趨勢は、新型コロナウイルスまん延が沈静化してみないとはっきりしないことですが、コロナ禍がそれまで...