第25回 北海道と言えば・・・「〇〇〇」

桐山城太郎(北星学園大学)

タイトルをご覧になって皆さんは、何を思い浮かべるでしょうか。

どこまでも続く大地と広い空、日本一長い直線道路、豊富な温泉、見渡す限りの大自然、新鮮な海の幸、乳製品、スイーツ、ラーメン、スープカレーなどの絶品グルメ、上質のパウダースノーでのスキー、スノーボードをはじめとするウィンタースポーツ・・・などなど、ざっと思いつくままですので、ここに書き出せてないことについてはご容赦いただければと思いますが、思い浮かべる北海道の魅力は人によってさまざまだと思います。

私はもともと関東で生まれ育ちましたが、北海道の魅力に惹かれて18歳で津軽海峡を渡り、縁あって札幌で大学職員として勤務しています。そんな私が、現在、北海道と言えば・・・で注目しているのが、日本ハムファイターズのBIG BOSSこと新庄剛志監督です。

現役時代は、「宇宙人」とまで言われていた新庄氏ですが、今回監督になったことで、実は努力家だった、実は人一倍他者に気を遣う方だった、といったエピソードが紹介されるようになり、これまでとは違った視点でも注目されています。また、この年末年始にはバラエティー番組でもよくお見掛けしており、大変楽しませていただきました。

監督就任が発表されて3か月が経ちますが、メディアに出ない日はほとんどない(北海道だから?)新庄監督の言動を拝見しながら、参考にしたいと思っていることについて紹介します。

1.野球界を自分たちで盛り上げようという姿勢
監督の言動は、チームの枠にとどまらず、野球界全体を盛り上げるために行動していることがとても伝わってきます。一見、奇抜に見える言動も、そこを見据えてのことであるように感じます。
大学業界も、自身がかかわる大学の魅力を発信するのはもちろんなのですが、業界全体の魅力を発信し、盛り上げることで注目を集め、多方面に好循環を生み出すことができれば素敵だと思います。一見すると、減少する18歳人口の奪い合いをしている大変そうな業界、とも見える状況をどうにか変えることができないかと思います。
新庄監督は、「11球団の球場を満員に」という目標宣言をされました。いつか「全大学の定員を・・・」なんていうことを、誰かが言い出せるような日が来るのでしょうか?

2.選手ファースト、ファンファーストな姿勢
選手一人ひとりが輝くために、たくさんのことを実践しています。杉谷選手にテレビの出演を禁止したり(個人的には残念)、清宮選手に痩せた方がカッコいい、と言ってみたり。我々の業界に当てはめれば、当然、主役は学生だと思います(ときとして、教員だったり部下だったりすることもありますが)。どんなときでも学生を基準とし、学生が輝くための判断、行動をしていかなければならないな、と改めて思います。

3.自分がチャレンジしながら楽しむこと
業界のため、選手のため・・・という姿勢を貫いていらっしゃいますが、自己犠牲ではなく、その状況をご自身がとても楽しんでいらっしゃるように感じます。また、目的のためには常識や従来の慣習などにとらわれず、実践・実行するという気持ちが感じられます。教育業界としても課題山積ではありますが、私個人としても、このことは最も見習いたいと思っています。なかなか難しいケースもあるかもしれませんが、自分の仕事も学びも学会活動も、楽しむことを大切したいです。

今シーズン、選手がどのように輝き、監督にどのようなチームマネジメントとワクワクをみせてもらえるのか。今からとても楽しみにしています。
もし、新庄監督みたいな学長が誕生したら・・・我々はついていけるでしょうか?そのときについていけるような柔軟な思考、道を切り開いていける知識と能力を身につけておきたいものです。

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