第27回 「継続は力なり」 ー わたしの習慣
松風直子(武庫川女子大学)
「継続は力なり」という。
ちょっと面倒なことでも、習慣化することで、無理なく継続できるものである。わたしは、意外と得意かもしれない。朝起きて、衣服を着て食事をし、通勤する。そして、仕事をし、入浴して、就寝する。わたしたちの日常は、そのほとんどが習慣としての行動ではないだろうか。
わたしの「習慣」のひとつをご紹介したい。日記である。
小学5・6年生のとき、日記をつけるという宿題があった。苦手な子が多かったが、わたしは嫌いではなく、その後も断続的に日記をつけていた。
あと5年で21世紀を向かえる1996年1月1日から、「5年日記」を欠かさず書いている。5年日記の特徴は、同月同日の記録を毎日読み返すことができること。当初は、「5年も続くかな?」と自信はなかった。当時付き合っていた彼氏にも同じ日記帳をプレゼントした。途中で別れたら苦い思い出になるかなとフッと脳裏をよぎったが、半強制的にお薦めした。ただいま、5年日記は、夫婦そろって6冊目である(別れなかった 笑)。
この機会に、古い日記帳を読み返してみた。日常の些細なできごと、職場での喜びや不満、家族のライフイベント、珍道中の旅、結婚、ビジネス・スクールでの学び・・・。26年以上の毎日がここにぎっしりと詰まっている。悲喜こもごもの感情。職場でのことは、不満や怒りが爆発している。
【2001年4月2日(月)】
始まってしまった新年度。最初の第一歩が受付業務で、全体の動きがわかりづらい。こんな業務をこれからするのかと思うとうんざりする。(中略)苦痛。もっと声を大にして言うべきだ!(数年後、業務改善が進み、これらの業務は大幅に見直された)
【2012年3月11日(日)】
東日本大震災から1年。すごいゆれとすさまじい津波。次々と報じられる被害。(中略)死にたくない、生きたいと思いながら、運命に逆らえず自然にのみこまれた方々。まだ発見されていない方々。どうか天国では安らかに、と祈ります。
【2017年3月17日(土)】
Sさん(ビジネス・スクールの学友)から「今からヘルシンキに行くので数時間考えてからメールする」と。到着したころにメールが届いた。すばらしいビジネス・パーソンとしての行動。「嫌だと思うだけでなく、解決するための行動が必要だ」と。そうですね。
【2017年9月2日(土)】
JUAM総会とWorkshop。その前に博多の料亭稚加栄で1,500円の定食ランチ。開店前に1時間並んだ価値あり。すごいボリュームで美味! 1時間50分のWSは、アッという間。まとめで、CSVのことを話したら拍手がおこった。嬉しい!!
【2021年6月14日(月)】
(前日の体調不良の後)朝になると元気になる。気持ちだけが「行かなきゃ」となっている。とにかく動こう。しんどいけどこうしてやっていくしかない。ここにいる限り、働きやすい職場にしたい。
泣いたり、笑ったり、恋したり。自己認識は、強みや弱みを客観的に理解することである。強みを自覚して発揮する。弱みを補完するために協力依頼をする。チーム力を高め、生産性を向上させるために必要な手段でもある。
不満や怒りを浄化させ、自己肯定感を高める作業。一日を振り返り、心の奥にある感情を率直に記録する。今日も就寝前のほんの少しの時間、日記帳に向かう。