第56回 仕事以外の「場」
大竹 秀和(立教大学)
私の生活や人生にとって、JUAMはたくさんある「場」の1つです。
JUAMはもちろん、応援している地元のJリーグチーム(アルビレックス新潟)のサポーターコミュニティ、音楽とフェスをこよなく愛す仲間とのライブ参戦活動、親友の立ち上げたNPO法人、そして現在所属する職場としての学校法人、これらは私自身が望んで参加している「場」です。
「場」を多く持つことは、楽しく生きていくうえでとても大事です。仕事で行き詰まったとき、やり場のない感情を抱えたとき、自然と自分が大事にしている「場」に足が向きます。そこでのやりとりや活動が、自分をリセットしてくれ、また日々の歩みを進めることができています。仕事以外で大事にしている「場」と、そこに関わる「人」がいなかったら、いったいどんな人生になっていたのだろう、きっと退屈だっただろうな・・・と思うことからも、人生の重要な局面で「場」を選択した自分の直感はなかなかのものだ、と自画自賛しています。
私がJUAMに入会したのは、2010年7月です。ちょうどこの頃私は31歳。長男が産まれたり、大学院に通ったり、手伝っていた友人の会社に転職するか悩んだり、人生を賭けていたバンド活動を辞めたり、という時期でした。JUAMという「場」に参加したのは、尊敬してやまない他大学の職員に憧れて、というミーハーな動機なのですが、入会当初は「学会」という名称も含め、懐疑的・批判的なスタンスで関わっていたのが正直なところです。その後、2012年から参加した研究・研修委員会に所属するメンバーや、定期総会・研究集会での全国各地の仲間たちとの出会いを通じて様々な気づきがあり、ただ批判するのでなく、JUAMという組織そのものを少しずつ変えていく、という動きのほうがよほどポジティブだし自分に合っているなと考え、現在もJUAMという「場」に足を運んでいます。
大学も本格的に淘汰の時代に入り、おそらくこれまでのような横のつながり、情報の共有といった、大学業界の特徴であり、ある種財産といえる関係性を維持していくことは難しくなるのだと思います。すでにその兆候は、そこらかしこに見えてきています。
ただ、もしその時が来たとしても、今ある「場」でのつながり1つ1つを大事にしていくことで、きっと新たな機会や「場」が生まれ、つながっていけるのではないでしょうか。
頑張っている仲間が全国にいる、だから自分も頑張れる。そんな「場」としてのJUAMを次の世代にも渡していけるよう、日々の歩みを地道に進めていきたいと思います。
